イオンとは一体何でしょう?簡単に言いますと、電子の粒のことを言います。人間の体や自然界には、微弱な電気が流れています。その電子の粒には、当然、(―)と(+)が存在します。ではイオンはどのように発生するのでしょうか?

レナード現象と言うのを皆さんご存じですか?水と水がぶつかり合うと水の粒からマイナスイオンが飛び出し、空気中のマイナスイオンを呼び寄せマイナスイオンが増えなす。これをレナード現象または(レナード効果)といいます。基本的には、プラスイオンが人体に悪影響を与え、マイナスイオンがそれをうち消し、人体のバランスを保つ働きがあると言われています。簡単に言えば、酸化したものをマイナスイオンの働きによりアルカリにすることにより環境を改善するわけです。ただし、(+−+−+−+−)と順序よく並んでいるのが一番よい状態です。自然界でマイナスイオンが多く発生する場所は、滝、噴水など水のそばに多く発生します。では具体的にマイナスイオンがどんな働きと影響を人体に与えるか説明しましょう。

マイナスイオンは血流を良くして細胞を活性化させる
トルマリン鉱石は、電気石と言われプラスとマイナスの両電極を持ち、トルマリンの周りには、電気力線による電場が形成されていて、常にマイナスイオンが発生しています。空気中のマイナス電子はトルマリンのプラス電極に吸い付けられ、次々にプラス電極に運ばれます。そのためにマイナス電極にあるマイナス電子が弾き出されるような形になり、それがマイナス電極からプラス電極に電気力線に沿って運ばれ、電場が形成されていきます。このようにトルマリンのマイナスとプラスの両極は、決してなくなることはなく、永久的にマイナスイオンを放出し続けているというわけです。空気中には、原子レベルから分子レベルくらいの大きさの粒子があり、分子が十〜百個くらい集まったものを小イオンと呼んでいます。この小イオンのうち、マイナスに帯電しているものをマイナスイオンと呼んでいます。

空気中のイオンは、常に一定になっているわけではなく、気象条件によって大きく変化します。一般的には、天候が悪いときにはプラスイオンが多くなります。空気中のプラスイオンが多いと、その中で過ごす私たちの体の中のマイナスイオンが減少して、プラスイオンが増加していきます。プラスイオンが増加すると、血流が悪くなり、栄養の吸収や老廃物の排出が困難になってしまうことから、新陳代謝が悪くなります。そうすると、各内臓などの生理機能が衰えることになり、神経痛や喘息、脳卒中など、多くの病気の発生率が高くなると言われています。どうして、こういったことになるのかというと、人間の細胞はプラスとマイナスのイオンバランスが保たれていることで正常に働くようになっているからです。人間の体は六十兆もの細胞で形成されていますが、その細胞はそれぞれが細胞膜で形成されていますが、細胞は電気的には、外側がプラスイオンを帯び、内側がマイナスイオンを帯びています。このバランスが取れているときには細胞は活発に働くのですが、細胞の内側にプラスイオン多くなると、栄養の吸収も、老廃物の排出もうまくいかなくなり、細胞そのものの生理機能が低下してくるようになるのです。細胞に栄養成分や新鮮な酸素を送っている血液にもプラスイオンとマイナスイオンがあり、イオンバランスが崩れると、様々な影響がでてきます。血液中のマイナスイオンが多くなると、イオン化したナトリウム、カルシュウムの量が増えて、酸性化した血液を弱アルカリ性にしていきます。血液は酸性化すると、ベタついた状態になって流れが悪くなり、細胞を酸化させることも知られています。

それに対して、弱アルカリ性の血液はサラサラとして流れがよく、全身の細胞の働きも良くなっていきます。衰えた細胞を調べてみると、健康な細胞よりもプラスイオンが多くなっています。細胞が衰えると、リウマチ、胃腸病、膀胱疾患、夜尿症、糖尿病、ガン、喘息、気管支炎、痔、生殖器疾患、婦人科疾患、更年期障害、老人性疾患、そのほかいろいろな慢性疾患になりやすい体質になると言われています。血液の酸性化による障害と重なる症状も多くなってきていますが、病気は一つの原因だけで起こるものではなく、さまざまな要因が重なり合って起こっていくものです。その中でも、血流と細胞の衰えは、体調不良の最大の原因となるだけに、マイナスイオンを発生させるトルマリンには、健康維持への大きな期待が寄せられています。マイナスイオンは、細胞に対して、大変良いというわけですが、さらに以下のような効能効果があると言われています。細胞の賦活作用(自然治癒力の増強)、血液の浄化調整作用(pHの調整、疲労回復)、抵抗力の増強、自律神経の調整(交感神経の興奮を抑える、鎮痛作用)、胃腸消化器系の活性化(正常化)など。

自然治癒力は免疫によって支えられています。免疫をおもに司っているのは、血液とリンパ液を通って全身を回っている白血球とリンパ球です。白血球とリンパ球は病原菌や異物が体の中に入ってくると盛んに働いて攻撃、破壊して、無害化するわけですが、その働きを低下させてしまうものがあります。それはストレスです。肉体的、精神的に負担がかかりすぎると、ストレスが溜まってきます。ストレスが発生したときには、いろいろな反応が体の中で起こってきますが、その引き金となっているのは、脳の中で多く分泌されるアドレナリン、ノルアドレナリンといった悪玉の神経伝達物質です。これらの神経伝達物質は、自律神経の交感神経を活発に働かせて、体を興奮状態にさせていきます。

実際に交感神経の働きが盛んになって起こる反応としては、血圧の上昇、呼吸数や心拍数の増加、末梢血管の萎縮、筋肉の緊張などがあげられます。自律神経は、私たちの意志とは無関係に、独立して働いている神経のことで、交感神経は自動車でいうとエンジンの働きを高めるアクセルの役目をしています。自動車の場合にはエンジンの働きを弱めるときにはブレーキを踏むわけですが、そのブレーキの役目をしているのが副交感神経です。 ストレスによって、もう一つ起こっている変化は、脳下垂体ホルモンの低下です。脳下垂体は、全身のホルモンを調整するホルモンを分泌する器官で、ストレスがかかると全身のホルモン調整が乱れてくるようになります。ホメオスタシス(生体恒常性維持能力)を正常に働かせているのは自律神経とホルモンだといわれています。その二つがストレスによって乱されていくのですから、ストレスを解消することが、健康を維持していくための基本だと言うことができます。ストレスを解消するには、体のブレーキである副交感神経の働きを盛んにして、心身ともにリラックスできるようにすることが大切です。私たちの体は、ブレーキ(副交感神経)が働くと、アクセル(交感神経)がゆるんでいくようにバランスが取られています。交感神経の働きを抑えるリラックス作用が認められ、健康づくりに大きな期待が寄せられているのがトルマリンから放出されているマイナスイオンなのです。

私たちの体は、バランスが取れていることで健康が保たれているわけですが、イオンについても同じように考えられています。私たちが呼吸している一般的な空気は、一立方センチメートル当たり千〜二千個のイオンがあると言われていますが、体に好影響を与えるのはマイナスイオン対プラスイオンが三対一、または四体一と言われています。というのは、現代人を取り巻く環境はプラスイオンが多くて、体もプラスイオンの影響を受けて、バランスが傾いているからです。その割合は、プラスイオンとマイナスイオンが五対四くらいになっています。悪い環境の中では、プラスイオンの割合が増加していきます。そのバランスを正常な状態に戻していくために多くのマイナスイオンが必要となってくるのです。

なぜプラスイオンが多く発生するのでしょうか?
最も多く発生させるのは、電気製品からでる電磁波です。その他にも、紫外線、排気ガス、酸性雨、汚れた河川、農薬、食品添加物、シックハウス症候群の原因とされる室内の建材などに使われている化学物質、タバコなど、私たちはプラスイオンだらけの環境で暮らしていることがわかります。汚れた空気の中にいることで体調が乱れているのは、排気ガスやタバコ、化学物質などの影響だけでなく、プラスイオンが増えることも関係しているのです。プラスイオンが体の中に多くなったときの影響は、すでに多くの研究によって明らかにされています。血管がつまり、血圧は高くなり、血液は酸性傾向になって血流が悪くなっていきます。呼吸数も脈拍も増えていって、体が興奮状態になって体が疲れやすくなり、疲労も回復しにくくなります。イオンバランスが乱れることで骨にカルシュウムが定着しにくくなり、骨がもろくなります。そして、自律神経の働きが不安定になって、リラックスしにくくなってきます。体調不良を抱える人たちが訴える症状と多くのところで重なり合っています。病院などで治療を受けても良くならないのは、プラスイオンが体の中で多くなっているせいだと考える人が多いのも、よくわかるところです。

マイナスイオンは、それとは逆に、体の働きを鎮めてくれます。血管は拡張され、血圧は正常になり、血液をアルカリ性傾向になって、血流が盛んになっていきます。呼吸数も脈拍も減少して、疲労も回復しやすくなります。骨も丈夫になります。自律神経も安定しやすく、交感神経が活発に働きすぎたときには、すみやかに副交感神経が抑えるように働いてくれます。これだけ体にとって好結果をもたらすマイナスイオンだけに、できるだけプラスイオンが少なく、マイナスイオンが多い環境で過ごしたいと考えるのは当然のことです。

緑が豊かな自然の中は、マイナスイオンとプラスイオンの量は、ほぼバランスが取れていますが、プラスイオンの影響を強く受けている現代人には、マイナスイオンが多い場所でなければ、バランスを取ることはできないでしょう。自然の中でマイナスイオンが多いのは、滝や川など水がほとばしっているところです。水滴が飛び散るときには、水滴からマイナスイオン飛び出します。これは微細な水滴が発生するときに、水滴はプラスに電気を帯び、周囲の空気はマイナスの電気を帯びるからで、この現象を発見したのは、ノーベル物理学賞受賞者であるドイツの物理学者レーナルドです。発見者にちなんで、この現象はレナード現象(またはレナード効果)と呼ばれています。

水辺以外にも、樹木が生い茂っている山の中なども湿度が高く、水滴が多いことからマイナスイオンが多くなっています。私たちが心身ともにリラックスしたいときに、自然が多い場所を求めるのは、こういったことも関係していたのです。マイナスイオンは、滝や川だけでなく噴水からも、シャワーからも多く発生しています。自然の中で過ごす時間が短い人は、公園の噴水やシャワーでマイナスイオンを取り込むのも良いと言われています。しかし、体の中のイオンは常にバランスが取れていたほうが良いので、頻繁にシャワーを浴びたとしても、それだけでは不十分です。常にマイナスイオンを体の中に取り込めるような環境が必要になってきます。それをかなえてくれるのが、マイナスイオンを常に発生し続けているトルマリンです。トルマリンを室内環境の改善に活用するだけでなく、トルマリンを常に身につけられるものを活用することも大切です。トルマリンを活用した商品から発生したマイナスイオンは、体の中に取り込まれると瞬時にプラスイオンの悪影響を解消していきます。そして、マイナスイオンの好影響も、すぐに効果を発揮します。この即時性も、トルマリンだけが持つ大きな力なのです。

マイナスイオン発生装置の注意事項
現在商品化されているマイナスイオン発生装置は、おもに空気清浄機にマイナスイオン発生装置をつけたものがほとんどです。室内に舞っているウィルスやバクテリア、ダニの糞、花粉、カビの胞子、埃、化学物質などはプラスイオンに帯電しています。そこにマイナスイオンを放射することにより、マイナスイオン濃度を高め、体に良いイオンバランスを保つことができるのです。すでに数社から商品化されていますが、中にはマイナスイオンの放射量が規定に達していないものもあります。国際的な基準では、マイナスイオンを発生させる部分から1メートル離れたところで、1立方センチメートルにつき、毎秒十万個と定められています。ところが、その半分もないものや、1メートル離れたところではマイナスイオンが測定できなかった商品もあります。

この基準をクリアしているマイナスイオン発生装置なら、安心して使えそうな感じもしますが、機械的に作り出したマイナスイオンは消滅するまでの時間が短く、充分にマイナスイオンを体の中に取り込めないという問題があります。また、マイナスイオンを、あまり多く発生させると、室内のプラスイオンが極端に少なくなることもあります。現代人は、プラスイオンが多く、マイナスイオンが少なくなっているのが問題であって、マイナスイオンが極端に多くなりすぎると、かえって体内のバランスが崩れることにもなります。マイナスイオン発生装置のメーカーの中には、マイナスイオンが多ければいいというようなPRをしているところもあります。マイナスイオンは急激に増やすのではなく、ゆるやかにプラスイオンとマイナスイオンのバランスが取れるようにしてあげるのが理想的です。人間には気持ち良く受け入れられるマイナスイオンの量があるのです。その発生量は二百〜二千個だといわれています。それを越えてマイナスイオンが多くなりすぎると、気分的にイライラしてきて、息苦しくなってきます。そして、目や鼻などの粘膜が刺激され、粘膜の弱い人だと痛みを感じるようになります。肌への刺激も強く、さらには視神経を傷める人までいます。

こうなると、マイナスイオンは多ければいい、などということは絶対にいえないわけです。
トルマリンを活用した商品の場合には、自然発生的にマイナスイオンが増えていって、二百〜二千個の範囲で安定します。けっして高濃度になることはないので、安心して使うことができます。マイナスイオンは充分な量を、継続的に体に受け入れていくことが大切です。たった一部屋だけをマイナスイオンで充満させても、ほかの部屋にいるときにはプラスイオンだらけというのでは仕方ありません。外出するときも、ずっと適度な量のマイナスイオンが発生し続け、それを受け入れ続けられることが大切なのです。

マイナスイオン発生装置には、もう一つ大きな問題があります。それは、マイナスイオンを発生させる機械が、オゾンや高濃度の過酸化物を出してしまうと言うことです。オゾンは微量ならば体には良いものですが、濃度が高まってくると目がチカチカしてきて、喉も傷めます。酸化作用があるために、長期間浴びていると髪の毛の脱色も起こってきます。過酸化物は、酸化させる作用が強いために活性酸素の発生や金属のサビなどにもつながってきます。 マイナスイオンは体の酸化を防ぐものだけに、それを妨げるものが同時に発生するのでは、決して薦められるようなものではありません。機械的にマイナスイオンを発生させるものは、どうしても逆効果にもなりかねないのです。自然の力で、体に優しいマイナスイオンを発生させるトルマリンにかなうものは他にないと言うことです。